新島上陸、調査の前に。新島抗火石調査会の長老が語る新島の魅力 しょの五

公開日: 更新日:

前回は新島に上陸するつもりでしたが、船が着岸できなかった時のことをだらだらと書いてしまいました。でも調査会は着岸できずに帰ってくることは一度しかなく、無事に新島で活動できています。これは会長のIさんにゴールデンウィーク前後・お盆休み・10月終わりから11月初めにかけてといった着岸率の高い時期に調査日程を設定していただいているからだと思っています。この点だけは会長に感謝しています。

ついに上陸!

さて、大島と神津島は以前から着岸率が高かったのですが、利島・新島・式根島は着岸できずに戻ってきてしまうことも多かったようです。現在は港湾設備の整備も進み、着岸率も上がり、着岸できずに帰ることはかなり減っているようですね。

さあ、ようやく新島上陸です。新島には港が2か所あります。前浜港[1][2]です。渡浮根港は小さくジェット船しか着岸できないため、調査会メンバーが乗る大型客船は前浜港に着きます。

新島には集落がほんそんわかごうの二つがあり、車で10分ほど離れています。渡浮根港は若郷の集落に近いところにあり、前浜港は本村から車で5分ほどのところにあります。港には宿から迎えが来てくれます。

現在は真空パックの技術が広がり、どこの店でも真空パックにしたくさやを販売していますが、行き始めのころは真空パックではなく、昔の魚屋のようにガラスケースの中に並べてありました。調査会メンバーの思い違いかもしれませんが、集落に近づくとくさやの匂いがほんのりと匂ってくるような気がしていました。その匂いを感じて「新島に来たぞ~」って思っていました。

まずは朝食

調査会が泊っていた宿では着いた日の朝食を準備してくれていました。朝8時頃に新島に着くため大変ありがたいサービスでした。最近は用意しない宿も増えてきたようですが、調査会が最近よく利用している宿は用意してくださっています。

朝食をとってからいよいよ行動開始です。

最近の調査会メンバーはジェット船で行きたいという人も増えています。個人的には早起きして竹芝発、新島着より、船の中でじっくり寝て、8時過ぎに着いて朝食をとってから行動する方が普段のリズムに似ていて良いと思っていますが、そう考える人は少ないようで寂しい気がしています。どちらが良いかは人それぞれになると思いますが、いかが思いますか。

次回からは島での調査会の活動内容を紹介していきます。お楽しみに。

注釈

  1. ^島にある待合所は「新島港船客案内所」で表記、船内では「前浜港」でアナウンスされています。東京都港湾局による名称は「新島港」。
  2. ^東京都港湾局による名称は「若郷漁港」。