梅田家(沖五郎)住宅石倉及び外便所

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伝統的な石倉の形式を今に伝える建物です。

解説

この石倉は南側に外便所が併設されています。

石倉の一階部分は収納部屋と物置があり、物置には階段があります。

階段を上がった二階部分の北側には、和室と収納、とこがあります。この部分を倉座敷と呼びます。倉座敷では長男が結婚相手候補と住み、価値観や相性などを見極め、それから結婚したと言います。

反対の南側には台所があります。台所は外便所の陸屋根部分にあたります。

この建物は、この家の先祖であり当時の戸主であった吉五郎にの手により、1949(昭和24)年に建てられたと言います。吉五郎はこの倉を建てる前は紀野家住宅主屋の建築にも携わっていました。

建物は敷地西側の村道に沿って建ち、他の附属屋や石塀などとともに、敷地内部に風や火が入らないようにする伝統的な屋敷構えをしています。

概要

所在地
新島村本村三丁目8番3号
構造
石造2階建一部平屋建 切妻造り石葺
建築面積
30平方メートル
建築年代
1949(昭和24)年
登録年月日
2024(令和6)年3月6日